『金日成同志の革命活動』

昨日、下鴨納涼古本まつりに行ったら、200円均一のコーナーにこんな本があったので、すかさず買ってきた。



金日成同志の革命活動 ―英雄とその闘争の歴史―』


表紙に注目されたい。



偉大な首領様の横顔が描かれているではないか!


紙をめくると・・・



肖像画である。
ちなみに、このあと14ページにわたって、革命的な写真・絵画が掲載されている。


この本は、どうやら、金日成首相(当時。この年の12月には新設された国家主席に就任)の生誕60周年(1972年)を記念して、朝鮮労働党中央委員会党歴史研究所編纂の『金日成同志の革命活動略歴』を和訳したものらしい。


内容は

解説(翻訳委員会)

一 チョソン革命の夜明け
二 抗日遊撃隊を創建して
三 抗日武装闘争の輝く勝利
四 民主革命の陣頭に立って
五 祖国解放戦争を偉大な勝利へ
六 チョンリマの大進軍
七 チュチェ思想の全面的勝利
金日成首相の革命活動歴史主要年表(一九一二年四月〜一九六七年十二月)


となっている(全271ページ)。


まだ読んでいないが、「序」の冒頭からワクワクしてくる。

絶世の愛国者であり、民族の英雄であり、百戦百勝の鋼鉄の霊将であり、国際共産主義運動と労働運動の卓越した指導者の一人である全チョソン人民の偉大な首領キム・イルソン同志は、はやくから革命闘争の道にすすんで以来こんにちにいたるまでの四十余年間、ひたすら人民の自由と幸福のために、革命の勝利のためにすべてをささげてたたかってきた。


ちなみに、この後、本文では、金日成がいかに革命的な家系に生まれ、14歳のときに革命闘争に身を投じることを決意したか、が述べられている。本当かどうかは知らない。


ところで、この本は、元々、古汚い箱に入っていたのだが、そこには、縦書きで「394 (改行) ○○○○君より贈与」とあり、さらにその下に横書きで「1975.10.17.」とある。
誰かが布教活動に勤しんだのだろうか・・・


何はともあれ、私もこの本を読んで、金日成同志の思想を深く学習せねば、と思いを新たにしたところである。