お日様が笑うときには

慶祝2本目は「お日様が笑うときには」。

お日様が笑うときには


1.
あの空の お日様が お日様が笑うときには
首領様のお姿で満ちています
一歩にも夜明けにも 我らのもとに来られるときに
いつもお笑いになっていた父母 そのお姿だね


2.
大地で 花が 花が咲くときには
首領様のお姿で満ちています
祝福されたこの領土で 満開の花のように
我らの生命を懐に抱き大きくする そのお姿だね


3.
限りないこの歳月 限りないこの山河は
首領様のお姿で満ちています
我らの運命抱かれている 将軍様が居られ
首領様のお姿で満ちています


最近、功勲などの合唱ばかり聴いていましたが、やはり普天堡電子楽団の曲は良いですね。



音源:
mediafire

朝鮮は決心すれば実行する

本日4月15日は、我らが社会主義朝鮮の建国者にして、永遠の主席であられる偉大な 金日成 同志の誕生日である。

これを祝して朝鮮音楽の和訳を・・・と行きたいところだが、今回はあまり時間が取れなかった(自己批判)ため、「朝鮮は決心すれば実行する」を取りあげたい。

朝鮮は決心すれば実行する


1.
チュチェの社会主義を 我らが如何にして
銃隊で守るか 世界よ 見よ
朝鮮は決心すれば実行する 朝鮮は決心すれば実行する
将軍様の白頭の領導に従って
先軍の赤旗 その信念で
朝鮮は決心すれば実行する 朝鮮は決心すれば実行する


2.
チュチェの強盛大国を 我らが如何にして
この地に建てるか 世界よ 見よ
朝鮮は決心すれば実行する 朝鮮は決心すれば実行する
将軍様の愛国の思いを奉じて
不屈の精神力 その度胸で
朝鮮は決心すれば実行する 朝鮮は決心すれば実行する


3.
チュチェの赤い朝焼けを 我らが如何にして
世の中に広げるか 世界よ 見よ
朝鮮は決心すれば実行する 朝鮮は決心すれば実行する
将軍様の偉業の勝利のために
白頭の攻撃戦 その気概で
朝鮮は決心すれば実行する 朝鮮は決心すれば実行する

「노을」は「朝焼け」「夕焼け」両方の意味があり悩みましたが、すぐに「世の中に広げる」とつながっているので、一応、「朝焼け」にしておきました。


「(社会主義を)守り」→「(強盛大国を)建て」→「(赤い朝焼けを)広げる」という過程を「世界よ 見よ」と言っているのですね・・・


さて、YouTubeには画面音楽は上がっていませんが、2月に行われたシンクロナイズドスイミング(パルコルムが流されたことで注目された)で、これに合わせて力強い演技が見られましたので、それを見ることにしましょう。(冒頭〜2分45秒)



音源:
mediafire

誰が私に教えてくれたのか

今回は「誰が私に教えてくれたのか」です。

「朝鮮音楽」には人民軍功勲合唱団と普天堡電子楽団の歌詞が両方載っていますが、ここでは左側の人民軍のみ訳しておきます。
(普天堡では3番と4番の歌詞がまとめられて1つになっています。)

誰が私に教えてくれたのか


1.
誰が私に教えてくれたのか
青春よりも貴いものは何か
願ってくれたお母さんの温厚な目が
私に言ったよ 祖国だよと


2.
誰が私に教えてくれたのか
命よりも貴いものは何か
戦壕で燃やした1本の薪が
私に言ったよ 祖国だよと


3.
誰が私に教えてくれたのか
一生よりも貴いものは何か
私の戦友が譲ってくれた血に染まった旗幟が
私に言ったよ 祖国だよと


4.
山河が燃え 灰になっても
戦士の信念は強固になるよ
あー... お母さん 私の祖国は
将軍様がいらっしゃるので 永遠だよ
将軍様がいらっしゃるので 永遠だよ
あー... 永遠だよ

まず歌詞ですが、母親の目や戦場で燃やした薪、血に染まった旗といった小さなもの1つ1つから、青春よりも命よりも一生よりも祖国が貴いことを知る、というのが素晴らしいように思います。
(そして、4番では、母親に「祖国は将軍様がいるから永遠だよ」と言っているわけです。)


次に、曲ですが、とくに人民軍のバージョンが素晴らしいのでそれに依ります。
最初弱音で演奏されていたところから、徐々に音が大きくなっていくというとても叙情的な音楽です。とくに間奏後の4番「あー... お母さん 私の祖国は(아-... 어머니 나의 조국은)」(5分13秒〜)のコーダは感動物だと思います。


音源(mediafire):人民軍普天堡
(「朝鮮音楽」から転載しました)


Youtube:

勝利者の宣言

今回は、「勝利者の宣言」を訳してみました。

勝利者の宣言


1.
峻厳なる6月25日 戦争のその日
勝敗を決する決戦に 我らは進み出た
朝鮮の模範となるような仇討ちを果たし
戦勝の7月27日 祝砲あげた


侵略者どもよ 無闇に騒ぐな
6月25日の後には7月27日 勝利の7月27日がある


2.
戦勝を抱きしめながら その日の気性
この領土で 百倍に達し溢れる
盾と長剣をともに磨き上げたか
我らが警告に 空言はない


侵略者どもよ 無闇に騒ぐな
6月25日の後には7月27日 勝利の7月27日がある


3.
惑星を激しく揺さぶる 我らが国力
平和のために 雷落とさん
正義の銃隊は憤怒の念湧き上がらせ
勝利へ 勝利へ 向かわん


侵略者どもよ 無闇に騒ぐな
6月25日の後には7月27日 勝利の7月27日がある

とても激しい曲です。他の社会主義国ソ連や中国など)に同様のものを探す気力さえなくさせる、共和国独自の異常なまでのパッションが漲った曲です。


さて、歌詞中に出てくる「6月25日」というのは朝鮮戦争勃発の日である1950年6月25日を指します。
共和国の公式見解ではこの日「南が38度線を越えて侵略してきた」ということになっていますが、さまざまな資料から今では「北が38度線を越えて南へ奇襲攻撃してきた」というのが定説です。
(とはいえ、奇襲の甲斐あって、共和国はわずか3日でソウルを陥落させることに成功したわけですが。)



また、「7月27日」は板門店で休戦協定が結ばれた1953年7月27日を指します。
「休戦」なのですが、「侵略された」と主張している共和国からすれば、これは「勝利」なのだそうです・・・


音源:
mediafire
(元リンク: 金日成放送大学


Youtube:

カンニング問題の真の原因


 京大をはじめとする有名大学の入試で発覚したカンニング事件。携帯電話を使いインターネットで解答を得ようとした行為が、これまでになかったために問題となっているようである。
 もちろん、カンニング行為自体は悪いことであり、それに対して異議を挟もうとは思わない。だが、どうも世論がおかしな方向に行ってる気がするので一文認めておこう。
 当初、容疑者が逮捕される辺りまでは、「カンニング行為を行った本人が悪い」という論調が強かったように思われる。しかし、容疑者が逮捕され、動機や手口などが明らかになるにつれて、「カンニングを防げなかった大学側が悪い」という論調に変化しつつあるように思われる。
 もちろん、実際にカンニングが行われた以上、大学側の監督体制に不備があったことは認められなければならない。しかし、果たして、それは、カンニング行為を行った容疑者以上にバッシングを浴びなければならないことだろうか?(京大にはこの件について120件を越える電話やメールが寄せられ、その大半が大学側を批判するものだという。)
 そもそも、大学入試において、受験者は「その大学に入りたい」という思いで受験を申し込み、大学側はそれを審査する立場にある。誤解してはならないのは、あくまでも、大学側が受験者よりも上の立場にあるのだ。
 一方、大学側も「できるだけ優秀な人材に入ってもらいたい」と考える。その結果、大学側は、受験者が試験会場で自身の持つ最高の知力を発揮できるよう配慮する。受験者を必要以上に邪魔したくないという目的の下、カンニング行為に甘くならざるを得ないのが現実であろう。実際、自分の入試を振り返ってみても、そこまで試験監督のプレッシャーは感じなかったし、監督者によっては、緊張をほぐすような言動をする人さえ居た。
 つまり、これまでの日本の大学入試は、受験者が緊張した面持ちで受験し、大学側は受験者に配慮しあまり厳しく取り締まらないという、極めて性善説的な麗しきものであったと言えよう。大学側が性善説的立場に立っていた以上、カンニングを防げなかったのはある意味、仕方のないことだったのではないだろうか?
 では、本当の問題点は何なのか?私は、大学の権威失墜に尽きるのではないかと思う。大学側の監督体制の問題というよりもむしろ、受験する側の意識の問題なのだ。
 今更言うまでもなく、大学は最高学府である。義務教育 9 ヶ年、高校 3 ヶ年などすべての教育課程の頂点にあるのが大学だ。この大学の権威をはっきり認識している受験生がカンニング行為に及ぶであろうか?仮にカンニングの助けを得て合格し入学しても、それは自らの学舎に対する冒涜になろう。そのことに考えが至るならば、果たしてカンニング行為をするであろうか?
 つまるところ、大学の権威が「最高学府」から単なる「就活予備校」へと堕落していることが真の原因ではないか?受験生にとって、大学で学ぶことよりも、大学に入学し大学の名を使って就職活動をすることの方が大事なのである。そこに、大学への畏敬の念など存在しようがない。だから、平然と大学入試でカンニングができるのだ。
 大学の権威が「就活予備校」に成り下がった原因は、もちろん経済状況もあろう。だが、学生側が大学に「学問をすること」ではなく「就活で有利になること」を求めるようになり、大学側もそれに就活支援という形で答え、そしてこうした関係を社会全体が促進してきたことが真に問題である。こうした悪循環を問題だと思わないならば、第 2 のカンニング事件はいつでも発生しうる。
 今回の事件を単なる「カンニング」として捉え、あまり騒ぎ立てるのは問題だという論調もある。たしかにそれは一理ある。だが、今回の事件を機に、最高学府である「大学」とは本来どうあるべきなのか、というところを考えるべきなのではないかと思う。

金正日 あの方は我らが運命

調子に乗って慶祝4本目です。金正日 あの方は我らが運命 です。

金正日 あの方は我らが運命


1.
白頭の密営に深く刻み 春の趣を抱いて来られた方
我らの心の太陽になられ 明るい未来を広げられるよ
あの方の懐で育った我らは一命を捧げよう
あー 我らが運命 金正日将軍


2.
あらゆる試練の荒波をかき分けて 赤旗を差し上げる方
一心団結の中心になられ 社会主義を輝かされるよ
あの方の懐で育った我らは一命を捧げよう
あー 我らが運命 金正日将軍


3.
世が何度変わっても ひたすら信じ従う方
主体偉業の旗幟になられ 百戦百勝轟かされるよ
あの方の懐で育った我らは一命を捧げよう
あー 我らが運命 金正日将軍


さまざまな賞賛歌の中でも特に美しい部類に入るのではないかと思います。それにしてもあまり音源がないようですが・・・


音源:
mediafire

あの方の理想

慶祝3本目は「あの方の理想」。

あの方の理想


1.
我らはどんなに期待し願ってきただろうか
我らの手で成し遂げる 我が祖国強盛の夢
首領様が念願されたその理想
将軍様が花咲かせたその理想
あー あー 我が祖国の土地で現実に広げられる


2.
我らは苦難のその日に血涙こらえて
我が国 我が祖国を輝かす 燃えるようなその誓い
首領様が念願されたその理想
将軍様が花咲かせたその理想
あー あー 我が祖国の土地で現実に広げられる


3.
銃隊に高らかに立ち上がり 世の中すべてを見渡すと
輝かしい未来を迎える 先軍の我が祖国
首領様が念願されたその理想
将軍様が花咲かせたその理想
あー あー 我が祖国の土地で現実に広げられる
あー

「首領様が念願されたその理想」「将軍様が花咲かせたその理想」の部分がとくに素晴らしいですね(金大将だとどう続くのでしょうか・・・)。


Youtube(1):

Youtube(2):