誰が私に教えてくれたのか

今回は「誰が私に教えてくれたのか」です。

「朝鮮音楽」には人民軍功勲合唱団と普天堡電子楽団の歌詞が両方載っていますが、ここでは左側の人民軍のみ訳しておきます。
(普天堡では3番と4番の歌詞がまとめられて1つになっています。)

誰が私に教えてくれたのか


1.
誰が私に教えてくれたのか
青春よりも貴いものは何か
願ってくれたお母さんの温厚な目が
私に言ったよ 祖国だよと


2.
誰が私に教えてくれたのか
命よりも貴いものは何か
戦壕で燃やした1本の薪が
私に言ったよ 祖国だよと


3.
誰が私に教えてくれたのか
一生よりも貴いものは何か
私の戦友が譲ってくれた血に染まった旗幟が
私に言ったよ 祖国だよと


4.
山河が燃え 灰になっても
戦士の信念は強固になるよ
あー... お母さん 私の祖国は
将軍様がいらっしゃるので 永遠だよ
将軍様がいらっしゃるので 永遠だよ
あー... 永遠だよ

まず歌詞ですが、母親の目や戦場で燃やした薪、血に染まった旗といった小さなもの1つ1つから、青春よりも命よりも一生よりも祖国が貴いことを知る、というのが素晴らしいように思います。
(そして、4番では、母親に「祖国は将軍様がいるから永遠だよ」と言っているわけです。)


次に、曲ですが、とくに人民軍のバージョンが素晴らしいのでそれに依ります。
最初弱音で演奏されていたところから、徐々に音が大きくなっていくというとても叙情的な音楽です。とくに間奏後の4番「あー... お母さん 私の祖国は(아-... 어머니 나의 조국은)」(5分13秒〜)のコーダは感動物だと思います。


音源(mediafire):人民軍普天堡
(「朝鮮音楽」から転載しました)


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